(Audio) レコード洗浄
アナログレコードを再生する。
アナログレコードの再生で必要なものは、ターンテーブル、トーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザー、昇圧トランス、、、当然レコードも。こいつらにいくらカネをかけることで納得のいく音がでてくるんだろう。青空天井にカネかけることができれば、あまり気にしなくても良いのかもしれないが、そうはいかない。
「SL-1200GR」を目の前に悩んだ。そこで気づくのである。
レコードの状態が悪ければ、納得のいく音がでない。
結局は、再生に必要なハードにお金をかけても、レコード盤がきれいでなければ宝の持ち腐れである。この思いからレコード洗浄の道が始まった。
レコード盤に傷が入っているものであればあきらめがつくが、見た目きれいなレコード盤にパチパチ音が混入すると、結構なショックでフラストレーションを感じてしまう。ならばCDを聞けよ、と思ってしまうが、レコード盤がターンテーブルの上でくるくる回り、針が溝をトレースする姿がなんとも言えず、心地よいのである。
レコード盤が汚れる原因は、、、
人間の手で触った時の皮脂汚れ(油汚れ)、クリーニング材(スプレー等)、保護剤使用による汚れ、埃や粉塵による汚れ、カビ発生などの汚れ、プレス時に使用した可塑安定剤や離型剤などなど。これらを除去することで、パチパチ音は除去できる。とは言っても、すべてのレコードがきれいになるわけでも無く、なんとも歯がゆい。
何回も何回もトライし、やっと俺なりのレコード洗浄の手順を見つけた。長かった道のりである。そこで手順とは。。。
1.「超電水クリーンシュ!シュ!」をマイクロファイバークロスでレコードの溝に沿って塗り、しばらく放置する。レコード盤についているホコリ、カビや保護材の汚れを浮かすわけである。
2.次に、それを中性洗剤とマイクロファイバークロスで簡単に洗いながす
3.超音波洗浄機で洗浄する
『東レ トレビーノカセッティ205MX MK205MX』の浄水で水を満たし、その中に活性剤を数滴。自動回転式ではないので、手動で90度ずつ回転させ洗浄。浄水を使ったとしてもカルシウムが取れないのが悩みの種であるのだが。
4.盤面の水分をバキュームで吸い取る。そして自然乾燥。
「バキュームで水分除去」は画像取り忘れ~!
5.ターンテーブルにのせて、針通し(だいたい2回、因みに針通し用のカートリッジで)
6.ここで音に満足できなければ、1.から繰り返す。
7.これで駄目ならあきらめる。シクシク、
8.新しいレコード保存袋に収めて終わり。
LP丸型内袋100枚 厚口0.028mm 国内製造 静電防止素材入り
いやはや手間のかかることである。
もしゃ@東京オフィス