関数指向について
金曜日, 2月 3rd, 2017関数指向について
こんにちは。naoyaです。
毎月一回のプログラム学習記事の投稿です。
第四回は、「関数指向」について、調べたことをまとめていこう
と思います。
・関数指向
いわゆる、「関数型言語」と呼ばれる類の言語の設計手法。オ
ブジェクト指向言語でも使えるところが多い。
正確な定義等は存在しないが、関数型プログラミングは、複数
の式を関数を使って組み合わせていくプログラミングスタイルで
ある。ということは認知されている。
関数(function)中心の設計で、小さな関数を組み合わせて大
きな処理を実現しようとする考え方。
C#では、デリゲート(メソッド(関数)を参照するための型)や、
ラムダ式(メソッド(関数)を整数などの変数と全く同列に扱う手
法)などが実装されている。
・関数型言語の特徴
1.第一級関数…関数を変数に格納できる性質を持ち、第一級オブ
ジェクトと同じように扱うことができる→関数の受
け渡しが容易になる。
2.高階関数…関数を返したり、他の関数を引数として受け取った
りできる関数。
3.純粋関数…値を変更しない関数。データを受け取って、データ
を出力するだけの関数。環境や評価の順などの影響を
受けない。同じ入力が与えられるたび、決まって同じ
出力が得られる。プログラムのほかの部分に影響を与
えない。
4.クロージャ…戻り値となる特定の関数だけがアクセスできる
データを関数の内部に保存できる機構。つまり、戻
り値となる関数は、その実行環境を維持できる。
引数以外の変数を実行時の環境ではなく、自身が定
義された環境で解決することが特徴。関数とそれを
評価する環境のペアであるともいえる。
5.不変状態(不変性)…状態を全く変更できないこと。状態の変更
に対するテストを少なくできる。
関数指向という言葉は、最初に6か月分のお題を決めた時に初め
て聞きました。その内容についても、未だ業務では使ったことのな
い事ばかりだったので、調べても内容が理解できないものが多かっ
たです(ラムダ式とデリゲートのみ、聞いたことがある程度)。
調べてみた印象としては、関数指向は、データの流れが分かりや
すくなり、総合的にテストをするときの負担が軽くなる、テストが
しやすくなる。ということが所々に書いており、オブジェクト指向
の「開発のしやすさ」とは違う所に重点を置いているという風に感
じました。
オブジェクト指向言語とは違い、関数型言語にはまだ触れたこと
がないので、触れる機会があれば、今回調べたことを思い出しなが
らやっていきたいです。
次回(第五回)は「メモリとリソース管理」について、調べていこ
うと思います。
参考URL:
http://postd.cc/functional-programming-should-be-your-1-
priority-for-2015/
http://www.ibm.com/developerworks/jp/java/library/j-ft4/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%
B8%E3%83%A3
http://ufcpp.net/study/csharp/
http://syossan.hateblo.jp/entry/2016/07/16/211248
http://qiita.com/lrf141/items/98ffbeaee42d30cca4dc